服の模様などに柄などの素材を使った場合
単にベタっと貼り付けたままだと不自然になる場合があります
本来なら曲がっている部分、収縮している部分などで
柄も変化するはずですよね
クリスタでは貼り付けた後から柄をゆがませることで
そういった表現ができるようになります
こういった細かい部分にひと手間をかけることで
より描画がリアルになり、クオリティも上がりますので
ぜひ方法を覚えて使ってみてくださいね!
それでは、どうぞ!
選択範囲を作成
まずは素材を貼り付ける範囲を選択します
ツールパレットから選択範囲を選択し、
サブツールパレットから今回は長方形を選択します
その状態で、柄を貼りたい範囲よりも大きめに囲っていきます
素材を貼り付け
選択範囲が作成出来たら、そこに素材を貼っていきます
素材は素材パレットから任意のものを選択します
ここでは「チェック柄01_IS」を使用しました
デフォルトで気に入ったものがなければ
アセッツからお好みのものをダウンロードしてみましょう!
素材を選んだら、選択範囲にドラッグ&ドロップしていきます
すると選択範囲内にのみ、素材を貼ることができました
ここではモノクロレイヤーを使用しているので自動でトーン化されています
青い枠で柄の大きさや向きなど調節できますので
必要に応じて変更しておきましょう
ただし、このままだと線画が見えないので
素材レイヤーを線画の下などに移動し
さらに不透明度スライダーの値を下げておきます
今のレイヤーの状態は、選択範囲以外の部分は
マスクがかかって見えないようになっている状態です
また、素材レイヤーになっているため
このままでは変形ができない状態になっています
マスクをレイヤーに適用
では、この柄を変形できるように変えていきます
その状態で、レイヤーパレットから
「マスクをレイヤーに適用」という部分があるのでクリックします
すると、マスクがかかっていた柄の素材がラスタライズされ
選択範囲の大きさの絵になり、変形することができるようになりました
ここで柄の大きさを変えてしまうと画像があれてしまうので
柄をラスタライズする前の段階で決めておきましょう
メッシュ変形
次に、メニューバーから編集>変形>メッシュ変形を選択します
すると、柄には格子状のラインができて、□を移動することで
柄を変形することができるようになりました
ハンドルの数などの調整
ただし、今はデフォルトの設定になっているので
縦横に4つずつの四角がありますが、
もう少し細かく設定したい場合もあると思います
そういった時はツールプロパティの中に
横格子点数・縦格子点数という部分があるので
そこに任意の数値を入力します
形を調整して確定
あとは好みのゆがみ具合になるように調整します
イメージ通りの柄に変更出来たら確定ボタンをクリックします
柄を分けた方が自然になる場合はレイヤーを増やして
同じ作業を繰り返します
不要な部分を削除
最後に不要な部分を消していきます
今回であればマフラー以外の部分がいらないので
マフラーの範囲を自動選択などで選択し
選択範囲ランチャーから選択範囲を反転をクリックし
マフラー以外の部分をdeleteで消して完成です
まとめ
いかがでしたでしょうか
柄の変形は、絶対にしなくてはいけないことではないですが
これをすることでイラストの完成度が高まりますので
知っておいて損はない方法ですよね
スカートやカーテン、旗などいろいろなシーンに使えますので
ぜひお試しくださいね!