漫画のセリフを入力したときに、
難しい漢字や読みにくい字には
読み仮名=ルビを振りたい、という場合がありますよね
クリスタではそういった時でも
すばやく簡単にルビを振ることができます
今回の記事では、クリスタでルビを振る時の
振り方や細かい設定ポイントなどを解説していきます
それでは、どうぞ!
ルビ入力の基本
テキスト自体がないとルビの機能を使うことはできません
なのでまず、ルビを振りたい文章を作成します
ここでは、
「きれいな紫陽花が咲いている」と入力します
この〈紫陽花〉の部分に
〈あじさい〉というルビを振っていきたいと思います
テキスト入力
ツールパレットからテキストを選択し、
キャンバス内でクリックして文字を入力します
![テキスト入力](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/1-4.png)
テキスト選択
ルビを振りたい部分をドラッグして選択します
もしも全文を選択する場合はテキスト編集中に
Ctrl+Aで全選択できます
![テキストを選択](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/2-4.png)
サブツール詳細で設定
ツールプロパティの左下にあるアイコンから
サブツール詳細を開きます
すると、サブツール詳細をいう画面が出てくるので
左の一覧から「ルビ」という項目を選択します
![サブツール詳細](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/3-4.png)
ルビ設定
ルビ設定を開くと、選択文字列の部分に
先程選択した〈紫陽花〉が表示されます
その下に「ルビ文字列」という部分が表示されるので
そこへ当てたいルビを入力します
ここでは〈あじさい〉と入力します
![ルビ文字列に入力](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/4-5.png)
その状態でどこか余白をクリックして
再度テキストを確認すると、〈紫陽花〉の部分に
〈あじさい〉というルビが割り当てられたことが分かります
![ルビが振られている](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/5-4.png)
ルビフォント
ここではルビのフォントを選び、変更することができます
好みのフォントがあればこちらで指定してください
ただしルビはあくまでも読み仮名なので、
基本的には読みやすいものが無難かとは思います
![ルビフォント](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/6-4.png)
ルビサイズ
ここでフォントの大きさを調整します
今回は問題ないですが、
例えば短い言葉に長いルビを当てようとした場合、
縮まって見えなくなってしまいますので
そういった場合はここでルビを小さく調節します
ちなみにルビでも漢字やカナが使えます
![ルビサイズ](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/7-3.png)
ルビの微調整
ルビの基本的な設定が終わってもしっくりこない場合は
下記の機能を使って微調整してみてください
ルビ位置×ルビ字間
ルビ位置には3通り、
ルビ字間には4通りのパターンがあり、
ルビ字間の自由を除いた
それぞれの組み合わせ方で下記のような表現ができます
![ルビ位置とルビ字間](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/8-1-1.png)
![先頭](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/8-2-1.png)
![中央](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/8-3-1.png)
![末尾](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/8-4.png)
ルビ調整
ルビ位置とルビ字間を設定したものを
あと少しだけ動かしたい場合は
ルビ調整のスライダーを動かして位置を調整します
![ルビ調整](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/9-3.png)
ルビと本文の間隔
ルビと本文(テキスト)の間を調整したい場合に使います
![本文との間隔](https://clipstudio-comic.com/wp-content/uploads/2023/07/10-3.png)
まとめ
いかがでしたでしょうか
読みづらい漢字などが出てきたときには
ルビを振ってあげた方が読み手の方に親切ですし
話の進行がスムーズになる場合もありますよね
また、おもしろいルビを振ることで
アクセントをつけることもできます
必要に応じて適切なルビを振るようにしていきましょう!