3月12日、ついにクリスタの最新バージョンがリリースされました！
待ちに待っていた、という方も多いのではないでしょうか
今回のアップデートはいわゆる大型のアップデートで
今までにない魅力的な新機能がたくさん詰まっています
今回の記事では、その中の目玉の1つである
「パペット変形」について実際に操作しながら
使い方や気になる点をチェックしていきたいと思います！
それでは、どうぞ！
パペット変形とは
パペット変形とは、イラスト上に「ピン」というものを配置することで
動かしたくない部分は固定したまま、自由度高く変形ができる機能です
下書きの時はもちろん、イラストが完成した後でも
直感的に位置などの修正や変形ができるので、
今まであったゆがみツールや変形ツールが苦手な方にも
使いやすくおすすめなツールとなっています
パペット変形の基本の使い方
それでは、使い方を見ていきましょう！
まずはラスターレイヤー1枚に描いてあるイラストを
パペット変形を使って変形していきたいと思います
変形したいレイヤーを選択した状態で、
編集＞変形＞パペット変形をクリックします
すると、イラスト全体が小さな三角状のメッシュで覆われました
イラスト上にカーソルを持っていくと、カーソルの右下に
+のアイコンが表示されます
その状態で、固定したい部分をクリックし、ピンを打ちます
このピンを軸としてイラストを変形させることができます
ピンを置くときのコツは、「関節」を意識することです
ここでは下記の部分をクリックし、ピンを配置します
動かしたいピンをクリックして選択し、任意の位置に動かします
もしくは、表示された赤丸の近くでカーソルが
回転可能な状態になった時にドラッグします
もしピンを削除したい場合は、alt（⌘）＋クリックします
複数のピンを同時に操作したい場合はドラッグして囲うこともできますし、
ツールプロパティから選択の追加の部分を
「追加選択」にすると、離れた部分でも複数選択が可能です
パペット変形、こんな時は？
複数レイヤーの場合
では、レイヤーが複数に分かれた場合はどうでしょうか
複数に分かれているレイヤーでパペット変形を使うと
選択されたレイヤーのみに反映されます
なので複数のレイヤーを反映させたい場合は、
レイヤーを複数選択した上で変形をかけます
フォルダの場合
もし複数選択をするのが面倒な場合は、
該当のレイヤーをフォルダに入れる方法が簡単です
変形したいレイヤーをフォルダに入れてパペット変形を使うと
フォルダ内のレイヤーすべてに適用されます
ベクターレイヤーの場合
パペット変形は、残念ながら今のところベクターレイヤーでは使用できないようです
もしベクターレイヤーを変形したい場合は、
念のため複製を取った上でラスタライズしてから変形するのがよさそうです
メッシュ自体を非表示にしたい場合
表示されたメッシュが邪魔でちょっと見えづらいな・・・
という場合は、メッシュを非表示にすることができます
レイヤープロパティから
「メッシュを表示」のチェックをオフにします
前後関係について
なんとこのメッシュ変形、前後関係を認識してくれます！
どういうことかというと、
例えば変形した際に、手や足などが体の前後のどちらにくるのかなど、
前後関係をあらかじめ設定することが可能です
動かしたいピンを選択した状態で、
レイヤープロパティからサブツール詳細を開き、
ピンの前後関係から手前に動かすか奥に動かすか選択します
まとめ
いかがでしたでしょうか
今まで他のツールを使って微調整に苦労していた、
という方も多いと思いますが、今回のパペット変形の登場で
ちょっとした位置の修正や移動がとても楽になりました
なにより直感的に使えるのがうれしいですよね！
Ver.4はこの他にも魅力的な機能がたくさんありますので、
随時ご紹介していきたいと思います！
