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きれいな配置が簡単にできる!クリスタの整列・分布機能の使い方を解説

整列・分布 描き方
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クリスタでは、Ver2以降の機能として
「整列・分布」のパレットが追加されています

この機能を使うことで、レイヤー上に描かれたものを
きれいに並べたり、規則的に配置することが可能となっています

ただ、実際に使ってみると
思うような配置にならず戸惑う方も多いのではないでしょうか

今回の記事では、そんな方に向けて
クリスタの整列・分布の機能の基本と
使い方のコツについてご紹介したいと思います

それでは、どうぞ!

整列・分布機能とは

クリスタの整列・分布のパレットは、
ウィンドウから表示・非表示を選択できます

パレットを表示

表示した場合、どこにあるかというと
レイヤープロパティの別タブに表示されます

パレットの場所

この機能を使うことで、
ばらばらに配置された複数のオブジェクトを

上揃え、中心揃え、等間隔など
思い通りの位置に配置することができるようになります

オブジェクトをそろえる

整列・分布機能の使い方

それでは、実際の使い方を見ていきましょう

まずは整列させる対象を用意します

今回は、〇、△、□という図形を
それぞれ別のレイヤーに描画しています

整列させるレイヤー

整列・分布は、このレイヤーをすべて選択して行います

同じレイヤーに描画したものは
1つのまとまりとして移動してしまいます

レイヤーが1つの場合

そのため、整列・分布の機能を使う場合は、
基本的には動かしたいものごとにレイヤーを分けます

では、パレット内の項目についてみていきましょう

整列基準

整列基準というのは、配置する際に
どのラインに沿って整列・分布させるのか?ということです

整列基準には5つのパターンがあるので、

ここではすべて左側に寄せて整列させたとして、
それぞれの違いを見ていきましょう

整列対象というのは、描かれている描画内容のことです

今回で言うと一番左端に描かれていたのが
ピンクの丸なので、その左端を軸にして揃える結果となります

整列対象

キャンバス選択範囲というのはそのままなので
分かりやすいかと思います

キャンバス

描かれているものの内容ではなく、
キャンバス自体の左端、ということになります

選択範囲

選択範囲についてはこちらの記事をどうぞ!

ガイドというのは定規のサブツールのことで
任意の場所に設定できるラインのことです

ガイド

自動というのは整列基準が自動で設定され、
どの基準が適用されているかは下に表示されます

自動

整列

整列というのは、選択されたものの位置を
描画内容の端や中心を軸として揃えることができる機能です

ここでは整列基準を整列対象にして違いを見ていきます

それぞれのアイコンを見てみると
どう並ぶのかイメージしやすいかと思います

左端を整列
水平方向中央を整列
右端を整列
上端を整列
垂直方向中央を整列
下端を整列

基準となる軸に沿って、ぴったりと揃えたイメージですね

分布

分布というのは、選択されたものの位置を
描画内容の端や中心を軸として均等に並べることができる機能です

ここでも整列基準は整列対象です

上端を分布
垂直方向中央を分布
下端を分布
左端を分布
水平方向中央を分布
右端を分布

揃えた軸となるライン同士の間隔が均等、というイメージです

この機能を使うには、分布させるものが3つ以上必要になります

ただし、一般的なイメージとして「均等に分布」というのは
どちらかというと次の「等間隔に分布」のほうではないでしょうか

ここのイメージの差が、おそらく

「整列・分布がうまくできない」
「イメージと違う並びになる」

という結果になるのではないかと思います

等間隔に分布

こちらも分布させるものが3つ以上必要になります

分布では軸の間隔が均等なのに対して、こちらでは
オブジェクト同士の間隔が均等になるように配置されます

垂直方向を等間隔に分布
水平方向を等間隔に分布

使い方のコツと注意点

ど真ん中に配置したい場合

例えば、描画内容をキャンバスの中央に配置したい場合に
便利な方法です

整列基準キャンバスを選択し、
整列から「水平方向中央を整列」
「垂直方向中央を整列」を両方クリックします

キャンバスの真ん中に配置

この方法はレイヤー1枚でも可能です

ベクターレイヤーの場合

基本的に、上記のようなラスターレイヤーでは
整列させたいものは別レイヤーに分ける必要がありますが、

ベクターレイヤーを使うと同じレイヤー内でも
オブジェクトを使って複数選択し、整列することができます

ベクターレイヤーで複数選択

複数選択するにはShiftキーを押しながら
オブジェクトツールを使って選択したいものを続けてクリックします

また、「ベクター中心線を整列させる」を使うことで
線の中心を通る中心線を認識して整列させることができます

ベクター中心線を整列

テキストが揃わない場合

テキストはそのままだとうまく整列ができない場合があります

文字がそろわない

これはおそらくですが、
それぞれのフォントで使われる可能性がある
最大の文字の大きさなどが考慮されているためかと思われます

こういったことを無視して、今、画面に表示されている
文字のラインそのものに整列させたい場合は

「テキストの描画境界を整列させる」にチェックを入れます

テキストの描画境界を整列

まとめて整列・分布させたい場合

レイヤーを分けたものの、まとめて整列させたい場合
まとめたいレイヤーを選択し、フォルダにまとめます

こうすることで、フォルダ内のレイヤーを
ひとまとまりとして整列させることが可能になります

フォルダで整列

まとめ

いかがでしたでしょうか

今まで目視や手動でなんとなく配置していたものが
きちんと正確に配置できるのはとても便利ですよね!

見た目にも美しく、操作も非常に簡単ですので
きっちりとした整列や分布をしたい場合は
ぜひ試してみてくださいね!

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