クリスタには以前からフィルターと呼ばれる機能があり
イラストや画像にぼかしや変形を加えることができました
そのフィルター機能はVer.3からVer.4のアップデートを経て
より豊富に、そしてどんどん便利に進化しています
今回の記事では、フィルター機能の基本的な使い方と
使う際のポイントについてまとめていきたいと思います
それでは、どうぞ！
フィルター機能とは
クリスタのフィルター機能は、イラストや画像に加えるだけで
色味や質感などを簡単に変化することができる機能です
以前の記事でご紹介した、ぼかしやモザイクなども
このフィルター機能の一部です
自分で描こうとすると大変な作業を
フィルター1つで完了することができるのはとても便利ですよね
フィルター機能の使い方
それでは、実際にフィルター機能を使ってみましょう
今回はVer.3.2から追加されたカラーフィルターと
フィルターギャラリーについてみていきたいと思います
カラーフィルターは色味を、
フィルターギャラリーは効果を一覧から選択することができ
実際に変化を確認しながらフィルターを切り替えることができます
カラーフィルター
色調補正を行うことができるフィルターの一覧です
フィルター＞カラーフィルターから選択します
カラーフィルターのタブから任意のフィルターを選択し
スライダーから適用度(どれくらいの強さでフィルターをかけるか)
を調整することができます
初期値に戻したいときは設定をリセットをクリックします
左下のアイコンを長押しすると
フィルター適用前と後を比較することができます
左にはプレビューが表示され、スライダーやボタンで
拡大率を変えることができます
右上にある調整のタブに切り替えると
明るさやコントラスト、色相などを細かく調整できます
フィルターギャラリー
次にフィルターギャラリーを見ていきましょう
こちらではぼかし効果で画像をなめらかにぼかしたり
シャープネスで輪郭をくっきりを鮮明にしたりすることができます
また、それらに加えて線画を抽出したり
セピア調の色彩や色収差など、色調に関する様々な効果も
簡単に付け加えることが可能です
さらにVer.4からは「レンズぼかし」機能が追加され
玉ボケやきらめくようなぼかし効果を楽しむことができます
こちらも使用するフィルターによっては
効果の適用度や強さ、種類などを選ぶこともできます
設定のリセットや適用前後の比較、プレビューの操作も
カラーフィルター同様の仕様となっています
フィルター機能使用のポイント
それでは最後に、フィルター機能を使う際に
気を付けておきたいポイントを見ていきましょう
レイヤーを指定する
カラーフィルター及びフィルターギャラリーは
「選択中のレイヤーに適用」と「全体に適用」から選択できます
「全体に適用」を選んだ場合は、自動ですべてのレイヤーが
統合されたレイヤーが新しく作成され、それに効果がかかります
効果をかけたくないレイヤーがある場合は非表示にしておきましょう
元データを残しておく
フィルターは、選択中のレイヤーにかける場合は
指定したレイヤー自体に直接効果がかかります
もしフィルターをかける前のレイヤーもとっておきたい場合は
フィルターをかける前にレイヤーのコピーを取っておきましょう
カラーのラスターレイヤーを使用する
フィルターはカラーのラスターレイヤーにかけることができます
モノクロやグレーのレイヤーを使用している場合は
レイヤープロパティから表現色を変更しておきましょう
画像素材などの場合は、レイヤー＞ラスタライズから
ラスターレイヤーに変換しておきましょう
選択範囲を使用する
レイヤー全体ではなく指定した範囲内で効果を適用したい場合は
先に選択範囲を指定しておきましょう
まとめ
いかがでしたでしょうか
今までもフィルター機能はありましたが
一覧を見ながら様々な効果の違いをプレビューで
確認できるようになったのはとても便利ですよね
カラーイラストでは特に手軽に印象を変えることができますので
ぜひ興味のあるフィルターがあれば試してみてくださいね！
